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2007年03月08日

化学物質過敏症に警鐘

化学物質過敏症患者(CS患者)は自宅を新築する人が多い年代で
職場の影響も受けやすいのが30代と
比較的家にいる時間が長い50代。

特に主婦が圧倒的に多い。

30代は ちょうど新建材ってのが
世に蔓延りだしてからの蓄積もあるだろう。

もちろん 大人より体重からの呼吸量の比率が大きい 
子供の発症も年々増えて来ている傾向も否めない。

建物が原因で発症した人が7割強を占めもちろん他に農薬や防虫防蟻剤が原因である人もある。

女性の場合は特に 更年期障害に近い症状が出るので
よもすると簡単に更年期と診断だれる事も多い。

逆に言うと時期が重なると発症しやすいのかもしれない。

この症状は 薬や手術で直るものではないので
治療は運動療法や食餌療法などのカウンセリングが中心になるが
点滴や酸素吸入・ビタミンの投与を行う場合もある。

が 必ずしも医療的行為で治ると言う意味合いのモノでは無い。

薬=治療では無く 薬=薬害に直結する場合が多いので
この辺は慎重を要する。

治療が難しい一方で この病気を知らなかったばっかりに
病院へ行った時には症状が進行していたという人も多い。

また進行していても全く気づかない人も多いのも確か。

予防が最も大切で この病気を知っておく事は重要だと思う。

ここで言う予防とは 少し知っておくと良い知識や生活習慣を指す。

知っているのと知らないのでは雲泥の差だからである。

☆ 自然素材に注意 ☆

実際 この症状の調査を始めた頃より 住宅の空気質は
シックハウス新法施工のおかげもあり 改善されているとは思うが
指針値がないノーマークの化学物質の濃度が高い場合があり
状況によって入居後の換気や窓の開け閉めや的確なベイクアウト
そして放散源の特定などが必要となる。

さらに家具がVOC対策品でない場合には
ホルムアルデヒドなどの濃度が上がってくる事も普通。

まだあまり知られていない化学物質や家具からのVOC放散にも
注意する必要があるという事。

また それらは生活習慣の改善や環境の変化で
劇的に良い方向に向かう事も多い

もちろん 自然素材?を使って家を創れば大丈夫。
なんて話は無い。存在しないのだ。

珪藻土?サラサラのプランクトンの化石が
どぅして塗れるか考えた事ありますか?

建築業界には似非化学を最もらしく風潮する嫌いが多々ある。

緻密な室内空気質計画のモデルは必要。

解りやすく言えば無垢材と言いつつ
フィンガージョイント等の無垢材はノーマーク。

そぅ規制外なのだ。
もちろん無垢材に塗られた塗装材もである。

自然素材=安全 これホントは危険な判断。
規制が無いモノだから吟味は必要。

って訳で 私はクライアント様がそんな事を考えなくても良い
プロトタイプを標準として提案している。

そこから本当に症状が重い方には個別の対応で対処している。 

・・なんだ 結局最後は宣伝になったぢゃん (-_-;)  はは。  

Posted by   Eye's   at 00:01Comments(0)室内空気質