2008年04月20日

フラットタックス

先日 深夜放送見てたら 経済学者さんだっけか
エコノミストさんだっけかが 
今の日本にはフラットタックスが必要だと 頻りに語ってみえた。

フラットタックスとは 税率( 例えば所得税率)が一律(フラット)な税制。

既に ロシアやルーマニアなどが取り入れ ある一定の効果を上げていると言う。
現在 世界の15以上の国・地域で この税制を採用しているとか。

中でも ロシアの所得税は一律13%・ルーマニアは16%で
ちなみに 日本の所得税率は最高40%となる。

この違いは 日本の所得税は所得が高いほど税率が高くなる
【 累進課税 】というシステムをとっているからで
簡単に言えば お金持ちほど所得に課される税率が高くなると言う事。

前出のフラットタックスを推奨してた方の話によると

現在の累進課税には抜け穴がありすぎる上に
金持ち優遇の非課税枠の設定が多く 税が複雑すぎであると。

それでも お金持ちは税金の対策のために 沢山の時間と手間をかけて
節税しているから 結局累進課税といっても 高額納税者は税金を
納めなくても良いシステムとなっていると言う。

また それらを取り締まる国税庁の役人が 通常の仕事の他に
不正を暴く為に時間を割き 大切な税金が使われていると。

このコストは 無駄以外の何者では無い!と言う道筋でした。

うん 確かにそうかもしれないな。

投資に限らず 日本の富裕層は 国内の高い税率を嫌い
税金が免除もしくは軽減される国・地域に拠点を移しているケースも多いけど

フラットタックスで所得税が一定になれば
わざわざ海外に回避する必要も無く 国内で税を納めてくれる事に。

もっと言うと フラットタックスに魅力を感じた 海外のお金持ちさんが
日本に拠点を移してくれると税金増で まさに棚からボタモチ。

男女平等!とか みんな平等!って叫んでいるヒト達には
受け入れられるべき税制なのかも知れない(笑

平均大好きな日本には もしかして馴染むかもなんて。

それでも 変化を嫌うこの国に導入される可能性は低いんだろうなと。

ただ 税収を高く設定するだけでは 脱税する手法が増えるのは確かだろうし
税制難の日本にとっても 色々な選択肢の中の一つとして
議論の場くらいはあっても良いのかも知れない。

別にフラットタックス制度が優れてるとは言わないけど
納税額が頭打ちである 今の税制。
システムそのものを考えるって事も必要なのかも。

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Posted by   Eye's   at 13:30│Comments(0)なんとなくな雑感
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