2007年11月09日
温暖化と旅行の方向
国連の調査によると地球温暖化により
今後20-30年で旅行傾向が変化し観光事業に頼る国々の
仕事やビジネスは危険にさらされるとか。
国連環境計画・世界気象機関・世界観光機関としての報告。
人々の異常気象への関心と排出量の多い
飛行機の利用削減が喚起されていることから
長距離の航空旅行を選択するよりむしろ国内や
近隣諸国で休日をすごす行楽客を増やすだろうと見込んでいる。
何処行っても増えたアジア系旅行者を見るとにわかに信じられないが
世界規模ではそんな位置づけになってくるのだろう。
報告書では ヨーロッパと地中海・北アメリカとカリブ海・北東アジアと
東南アジア間の旅行の需要は減少するとしている。
GDPの半分近くを観光事業が占めているモルジブや
エジプトなどの途上国には 深刻な驚異となりそうだ。
実際そうなっても可笑しくない話ではあるが
現在 旅行におけるCO2排出量に対し
カーボンオフセットと言う動きが広がりつつある。
旅行におけるカーボンオフセットとは
旅行の際に 飛行機や車の移動や宿泊等 自分が排出したCO2を
自然エネルギーの購入などで埋め合わせる事。
カーボン(炭素)をオフセット(相殺)するって意味。
環境省データによると 1人が1㎞移動するための排出量は
乗用車で151グラム・飛行機111グラム・バス51グラム・鉄道で19グラムと
旅をすれば必ず地球に負荷をかけることになる。
高山から車で出て 成田から飛んでシアトルに行こうと思えば
行き帰りの移動だけで ざっと約1900㎏の排出量になる計算。
・・結構な量である。
だから旅をしたら その分風力発電や植林事業に寄付して
オフセットしましょうと言う ちょっと都合の良い話(笑
一例として スカンジナビア航空も今年3月から
フライトによる気候変動への影響を気にする搭乗客に対し
カーボンオフセットの為に環境保護プロジェクトなどに
募金できる制度をスタートしている。
同社によると スウェーデン~東京間を往復した場合
CO2/1人約1・8トンを排出する事になり
前出の風力発電や植林事業に約3000円寄付することで
差し引きゼロにできると言う。
この辺の数字はCDM値に併せてある様だ。
また国内旅行社でも CO2ゼロ旅行などを企画し
カーボンオフセットを行った旅行者には
『グリーン電力証書』を進呈するなど
申し込んだヒトに 優越感?を与える工夫をしているが
その反響も大きく 今年は地球に優しい旅行元年と言えるかも。
ただ オフセットすれば問題無いと言う次元では無く
旅行すると環境負荷が・・なんて考える方々の
エコストレスを軽減する事にも繋がるだろうし
お金を払うと言う行為で 環境問題を意識するキッカケになり
その後のライフスタイルの変化も持たらす様な気がする。
そんな意味からも こんな取り組みは評価出来るのかも知れない。
飛行機には強制的に環境税を掛ければ良いって何度も書いたけど
自主的に選べる こんな方法も手段として捨てがたい所か。
ちなみに相殺プログラムを専門に扱う団体は海外では40~50社あり
日本の団体はこちら。
http://ctf.jp/ ←カーボン・トゥ・フォレストのHPへ
使った分は返す。日本人には馴染む感性だと思うんだけど。
今後20-30年で旅行傾向が変化し観光事業に頼る国々の
仕事やビジネスは危険にさらされるとか。
国連環境計画・世界気象機関・世界観光機関としての報告。
人々の異常気象への関心と排出量の多い
飛行機の利用削減が喚起されていることから
長距離の航空旅行を選択するよりむしろ国内や
近隣諸国で休日をすごす行楽客を増やすだろうと見込んでいる。
何処行っても増えたアジア系旅行者を見るとにわかに信じられないが
世界規模ではそんな位置づけになってくるのだろう。
報告書では ヨーロッパと地中海・北アメリカとカリブ海・北東アジアと
東南アジア間の旅行の需要は減少するとしている。
GDPの半分近くを観光事業が占めているモルジブや
エジプトなどの途上国には 深刻な驚異となりそうだ。
実際そうなっても可笑しくない話ではあるが
現在 旅行におけるCO2排出量に対し
カーボンオフセットと言う動きが広がりつつある。
旅行におけるカーボンオフセットとは
旅行の際に 飛行機や車の移動や宿泊等 自分が排出したCO2を
自然エネルギーの購入などで埋め合わせる事。
カーボン(炭素)をオフセット(相殺)するって意味。
環境省データによると 1人が1㎞移動するための排出量は
乗用車で151グラム・飛行機111グラム・バス51グラム・鉄道で19グラムと
旅をすれば必ず地球に負荷をかけることになる。
高山から車で出て 成田から飛んでシアトルに行こうと思えば
行き帰りの移動だけで ざっと約1900㎏の排出量になる計算。
・・結構な量である。
だから旅をしたら その分風力発電や植林事業に寄付して
オフセットしましょうと言う ちょっと都合の良い話(笑
一例として スカンジナビア航空も今年3月から
フライトによる気候変動への影響を気にする搭乗客に対し
カーボンオフセットの為に環境保護プロジェクトなどに
募金できる制度をスタートしている。
同社によると スウェーデン~東京間を往復した場合
CO2/1人約1・8トンを排出する事になり
前出の風力発電や植林事業に約3000円寄付することで
差し引きゼロにできると言う。
この辺の数字はCDM値に併せてある様だ。
また国内旅行社でも CO2ゼロ旅行などを企画し
カーボンオフセットを行った旅行者には
『グリーン電力証書』を進呈するなど
申し込んだヒトに 優越感?を与える工夫をしているが
その反響も大きく 今年は地球に優しい旅行元年と言えるかも。
ただ オフセットすれば問題無いと言う次元では無く
旅行すると環境負荷が・・なんて考える方々の
エコストレスを軽減する事にも繋がるだろうし
お金を払うと言う行為で 環境問題を意識するキッカケになり
その後のライフスタイルの変化も持たらす様な気がする。
そんな意味からも こんな取り組みは評価出来るのかも知れない。
飛行機には強制的に環境税を掛ければ良いって何度も書いたけど
自主的に選べる こんな方法も手段として捨てがたい所か。
ちなみに相殺プログラムを専門に扱う団体は海外では40~50社あり
日本の団体はこちら。
http://ctf.jp/ ←カーボン・トゥ・フォレストのHPへ
使った分は返す。日本人には馴染む感性だと思うんだけど。
Posted by Eye's at 09:23│Comments(4)
│環境
この記事へのコメント
お世話になっております。
カーボン・オフセットとやらなんですけど、いい考えなんですが、
募金と言う能動が必要なあたりがちょっと弱いかも知れませんね。
思いつきでしゃべっちゃいますけど、
マイルが貯まる制度を流用して、マイルで勝手に植林してくれちゃう
なんてサービス形態の方が有効か知れない。
んで、消費者はメリット欲しがるもんですから、
証書を発行するとか、果樹にして実が送られてくるとか、
ちょっとしたカタチになってる優越感があるといいかも・・・
と思っちゃいました。
ところで
O様はJHSいらっしゃいますか?
ウワサのMさんは15日に来るらしいですよ?(笑
僕が招待状送っておきましたので。
カーボン・オフセットとやらなんですけど、いい考えなんですが、
募金と言う能動が必要なあたりがちょっと弱いかも知れませんね。
思いつきでしゃべっちゃいますけど、
マイルが貯まる制度を流用して、マイルで勝手に植林してくれちゃう
なんてサービス形態の方が有効か知れない。
んで、消費者はメリット欲しがるもんですから、
証書を発行するとか、果樹にして実が送られてくるとか、
ちょっとしたカタチになってる優越感があるといいかも・・・
と思っちゃいました。
ところで
O様はJHSいらっしゃいますか?
ウワサのMさんは15日に来るらしいですよ?(笑
僕が招待状送っておきましたので。
Posted by 営業Hです。 at 2007年11月09日 10:10
こんにちは。
まずは寄付などの行為によって意識を持たせる方がいいかもしれませんね。
ただでさえ最近はマスコミに踊らされてフラストレーションがたまってますから、強制力のある方策は反発が想像以上になるような気がします・・・
まずは寄付などの行為によって意識を持たせる方がいいかもしれませんね。
ただでさえ最近はマスコミに踊らされてフラストレーションがたまってますから、強制力のある方策は反発が想像以上になるような気がします・・・
Posted by ぶーさん at 2007年11月09日 12:56
今日は良い天気ですねぃ。
営業Hさん>
勝手に植林と言う手法は 絶対量とするとその通りかと思いますが
例えば 恵まれない諸国に寄付をするのは一見良い行為の様な
気がしますが その後仕事が無ければ発展がありません。
その場合 例えば植林と言う仕事を与える(言葉は悪いですが)
と言った行為の方が持続可能性がある様に思います。
このエントリの場合 自分が環境の為お金を払ったと言う事実が
今後のライフスタイルにも多少なりとも影響を及ぼすのでは なんて思ってます。
そうすれば行き先とかちょっとは関心出ますよね。
消費税もガソリン税も内税にした途端 関心が薄れる
って事と似ている様な気がするんです。
そぅ言えば この秋渡米の予定がありまして
このシステムの申し込みしてたんですが・・
諸般の事情(笑)により 行けなくなりました。あはは。
でもって JHSお誘い頂きありがとうございます。
今年は予定取れそうに無いんです。ごめんなさい。
でも 魔ちゅあんが15日に突撃ですか。
あーどーしよっかなぁ でも魔ちゅあんに捕まると長そうだしなー(爆
とりあえずHさん 私の分まで捕まっていて下さい(笑
ぶーさん>
寄付って言うと 何か偽善みたいで変な感じですが
一応自分の出した分は お金と言う形で相殺して頂くって意味で
一般化してくれば それはそれでCOOLに映るかなって(笑
今の所は 気になっている方々だけの行為でも
認知されれば 広がっていく様な気がしています。
強制力のある政策は・・残念ながら本気強制力のある
透明な政策が一番必要なのかもしれませんです(汗
例えば 不透明なガソリン税の半分でも環境税に置き換えて
民意を別の所に持って行き 目に見える税体系ってのを確立していくとか
国民的にも 納得いく形で進めて行くのが良い様な気がしますです。
実際 議定書遵守がほぼ不可能な感じの国ですから・・はは。
営業Hさん>
勝手に植林と言う手法は 絶対量とするとその通りかと思いますが
例えば 恵まれない諸国に寄付をするのは一見良い行為の様な
気がしますが その後仕事が無ければ発展がありません。
その場合 例えば植林と言う仕事を与える(言葉は悪いですが)
と言った行為の方が持続可能性がある様に思います。
このエントリの場合 自分が環境の為お金を払ったと言う事実が
今後のライフスタイルにも多少なりとも影響を及ぼすのでは なんて思ってます。
そうすれば行き先とかちょっとは関心出ますよね。
消費税もガソリン税も内税にした途端 関心が薄れる
って事と似ている様な気がするんです。
そぅ言えば この秋渡米の予定がありまして
このシステムの申し込みしてたんですが・・
諸般の事情(笑)により 行けなくなりました。あはは。
でもって JHSお誘い頂きありがとうございます。
今年は予定取れそうに無いんです。ごめんなさい。
でも 魔ちゅあんが15日に突撃ですか。
あーどーしよっかなぁ でも魔ちゅあんに捕まると長そうだしなー(爆
とりあえずHさん 私の分まで捕まっていて下さい(笑
ぶーさん>
寄付って言うと 何か偽善みたいで変な感じですが
一応自分の出した分は お金と言う形で相殺して頂くって意味で
一般化してくれば それはそれでCOOLに映るかなって(笑
今の所は 気になっている方々だけの行為でも
認知されれば 広がっていく様な気がしています。
強制力のある政策は・・残念ながら本気強制力のある
透明な政策が一番必要なのかもしれませんです(汗
例えば 不透明なガソリン税の半分でも環境税に置き換えて
民意を別の所に持って行き 目に見える税体系ってのを確立していくとか
国民的にも 納得いく形で進めて行くのが良い様な気がしますです。
実際 議定書遵守がほぼ不可能な感じの国ですから・・はは。
Posted by Eye's at 2007年11月09日 14:00
営業Hさん>
すいません。今返信読み返したらなんか変です(汗
>そうすれば行き先とかちょっとは関心出ますよね。
ってのは税金とかお金の使い道って意味で
例えば家族旅行 行ったりなんかして
今回は みんなで○○㎏CO2排出したから○○円払って
その相殺をお願いするのさっ なんて
旅行の度にお子様に言ったりなんかすると
パパかっきー♪ってなるとかならないとか(笑
実際 親が一番近い人生の教科書なんで
少しは その子の人生に役立たないかなって。
ひいては 全く考えない家族とはライフスタイルそのものが
もっと言うと社会が変わって来るのではって。
うーん。言い過ぎでしたか(笑
すいません。今返信読み返したらなんか変です(汗
>そうすれば行き先とかちょっとは関心出ますよね。
ってのは税金とかお金の使い道って意味で
例えば家族旅行 行ったりなんかして
今回は みんなで○○㎏CO2排出したから○○円払って
その相殺をお願いするのさっ なんて
旅行の度にお子様に言ったりなんかすると
パパかっきー♪ってなるとかならないとか(笑
実際 親が一番近い人生の教科書なんで
少しは その子の人生に役立たないかなって。
ひいては 全く考えない家族とはライフスタイルそのものが
もっと言うと社会が変わって来るのではって。
うーん。言い過ぎでしたか(笑
Posted by Eye's at 2007年11月09日 19:22
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。