2007年09月10日
シドニー宣言 そして
8日に開幕したAPEC首脳会議が 今回はじめて
地球温暖化問題の特別声明『シドニー宣言』を採択したとの事。
省エネルギーの推進や森林面積の拡大といった地球温暖化対策で
数値目標を盛り込んだのは大きな変換と言えそう。
ただ結局 拘束力のない『努力目標』になってしまったのは残念だが
世界の温室効果ガスの約6割を排出するAPEC参加21カ国地域
特に 京都議定書を離脱した豪州や米国 そして中国も
同じ数値目標で一致したことは 意味が大きい。
2013年以降の温室効果ガス削減の枠組みとなる
『ポスト京都議定書』の主導権争いが本格化して来たのだろう。
国民の関心を無視できなくなって来た証拠と言えそうだ。
しかし 今回は数値目標こそ挙げたモノの
温室効果ガスの 排出量削減の具体的なあり方にまで
踏み込めなかった。
実際 努力目標とは言え 合意に難色を示していた東南アジア
特にインドが譲歩したのは アメリカ・オーストラリアが
同国の森林保護対策に支援を表明したから。
アメとムチといった所だが インドにとっては有り難い話。
実は中国が一貫して先進国の責任を強調した背景には
環境対策として 援助や技術支援を引き出したい狙いが見え隠れ。
この辺は 会議前から解ってた事だけど(笑
さて この採択を受け 来年のサミットでは
削減目標の必要性を主張している APEC域外のEUを含めた
先進国内の意見調整が不可欠で これで日本がしっかり
リーダーシップを取れるかが 今後における外交の鍵となりそうだ。
地球温暖化問題の特別声明『シドニー宣言』を採択したとの事。
省エネルギーの推進や森林面積の拡大といった地球温暖化対策で
数値目標を盛り込んだのは大きな変換と言えそう。
ただ結局 拘束力のない『努力目標』になってしまったのは残念だが
世界の温室効果ガスの約6割を排出するAPEC参加21カ国地域
特に 京都議定書を離脱した豪州や米国 そして中国も
同じ数値目標で一致したことは 意味が大きい。
2013年以降の温室効果ガス削減の枠組みとなる
『ポスト京都議定書』の主導権争いが本格化して来たのだろう。
国民の関心を無視できなくなって来た証拠と言えそうだ。
しかし 今回は数値目標こそ挙げたモノの
温室効果ガスの 排出量削減の具体的なあり方にまで
踏み込めなかった。
実際 努力目標とは言え 合意に難色を示していた東南アジア
特にインドが譲歩したのは アメリカ・オーストラリアが
同国の森林保護対策に支援を表明したから。
アメとムチといった所だが インドにとっては有り難い話。
実は中国が一貫して先進国の責任を強調した背景には
環境対策として 援助や技術支援を引き出したい狙いが見え隠れ。
この辺は 会議前から解ってた事だけど(笑
さて この採択を受け 来年のサミットでは
削減目標の必要性を主張している APEC域外のEUを含めた
先進国内の意見調整が不可欠で これで日本がしっかり
リーダーシップを取れるかが 今後における外交の鍵となりそうだ。
Posted by Eye's at 08:35│Comments(0)
│環境
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。