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2009年03月26日

波力発電の停止

ポルトガルにて 昨年9月に運転を開始した「世界初」の
商用波力発電所が わずか数週間で運転停止に追い込まれた。

背景として 技術的な問題からの稼働停止と
さらに このプロジェクトの主要出資企業のうちの1社が
破産してしまったことが挙げられる。【AFP】

このプロジェクトには 既に総額900万ユーロ(約12億円)の
立ち上げ費用がかかっている。

大きな要因としては やはり出資企業の衰退だろう。
アメリカ発金融万能主義の崩壊は こんな所にも影を落としている。

さて この波力発電とは海上に 四つの円筒型ユニットを連結し
3カ所の連結部分が 波の力で折れ曲がった際に電力を生み
それを海底ケーブルで陸に送電すると言うシステム。

長さ140メートル・直径3.8メートルの波力発電設備 【日経ビジネスより】

着工当初の予定は 2009年を目処に全28基を設置し
それら全てで 合計2万2500kWを発電する計算だった。

波力発電は 洋上風力発電に比べ面積を4分の1から5分の1にできる事や
保守が容易な点・発電量を見積もりやすい点などが優れているとされる。

これ07年着工時から注目してたんだけどね(涙

ただ 現実的に発電量としては 2.25メガワット程度で
風力発電タービン1基と同等程度と 実際にはそんなもん。

自然エネルギーの回収効率開発には もっと投資が必要かと思われる。
日本も辻褄併せのデタラメCDMに お金捨てている場合では無い。

そ言えばスコットランドで EU最大の波力発電4万5000kWのプロジェクトが
始まってたりするんだけど・・飛び火しなきゃ良いなと。


波力発電とは 【Wikipedia】
  

Posted by   Eye's   at 10:12Comments(0)環境