2008年02月05日

反グローバル化デモの意義

これと言って
可も無し不可も無しと言った感じで終わったダボス会議。

数値目標は無かったけど 日本の方向性を
世界にアピール出来た事は良かったのかも。

ダボス会議とに限らず この様な国際フォーラムがあると
必ず出現するのが反グローバリズムのデモです。

今回のダボス会議でも 年次総会に抗議する
反グローバル化デモは 大々的に行われた訳で。

世界経済のグローバル化に危機感を持つ事は解ります。

欧米資本主義に対する不信感情も良くわかります。

しかし 意思表示の労力がソコで良いのか?と言う疑問を
いつも感じてしまうのです。

同会議でのビルゲイツのコメント。

ご存じビルゲイツは 今年Microsoftの代表を辞め
慈善団体の活動に注力する予定とか。

医療関係や途上国への支援事業に加え
Microsoftでも引き続き一部のプロジェクトに関わる予定だという。

わたしがMicrosoftのフルタイムワーカーとして
この会議に出席するのは これが最後です


という挨拶で スタートしたスピーチを抜粋すると

わたしが過去何十年を振り返ってずっと考えてきたことは
ソフトウェアの魔法で世界をいかに変えるかということだった。

実際、そうした技術が社会の問題を解決し
何十億もの人々に貢献する・・そう信じてきた。

だが現実は 技術が経済的な需要がある場所にのみ行き渡り
技術にたどり着く術のない人々は そうしたものとは無縁の生活を送っている。

もしこのような人々の生活を変えたいのであれば
技術革新だけではなく 何か別のレベルの革新が必要なのではないか。


~以下略

このままでは すべての人々に行き渡るものではないだろう(技術革新が)
世界の先進地域が富の偏在を加速させ 一方で日々の生活費が
1ドル未満で水や食料さえ満足に得られない人々がいる。

純粋な資本主義では 人々が豊かになればより社会が豊かになり
人々が貧しくなれば停滞 やがてゼロへと向かう。

われわれは豊かな人々と同様に 貧しい人々にも貢献するような道を
見つけなければならない。



彼なりの答えが Microsoftを辞任しての奉仕活動。

もちろん莫大な財産がある事は確かですが。

しかしデモを訴える人と 手法こそ違えど
方向的には変わらない様な気がします。

とにかく反対だと デモを繰り返す。

かたや 木を一本でも植える。

行動や考え方で 周りに与えるイメージは変わってきそうです。

どちらが賛同を得られ どちらがより人々に優しいでしょうか。

こんな仮定は 企業の社会的責任とか 社会形成にも当てはまるかなって。

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Posted by   Eye's   at 09:49│Comments(2)なんとなくな雑感
この記事へのコメント
んじゃ
あちくしは黙って木を植えますねぃ
今出来る事やりますかぁ。
Posted by かへる〜ん at 2008年02月05日 23:05
はいっ では私は隣でトマトとキューリ育てながら
世界情勢について ぶつぶつ雑解説します(笑
Posted by Eye's at 2008年02月06日 08:35
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