2009年08月20日

プールで壁材落下

18日 大阪市の屋内プールで 壁材の一部(縦約2m横約3m厚さ約1・5cm)が
剥がれ約7メートル下のプールの水中に落下した。

プールで壁材落下壁材片の重さは推定約100キロ。

市によると当時 落下地点から約2メートル離れたところで
小学5年生の男児が泳いでいたが けが人はなかった

同施設は今年2月15日にオープンしたばかりとの事。
【 産経 】

ケガ人出なかったのが幸い。icon10

ただ記事中では壁材とあるけど
どー見ても 天井としての応力のが強いね。

落ちた仕上げ材ってのは 調湿も兼ねた石綿モルタルの
吹き付けって事だけど1.5cm厚とは結構な重量。

画像だけでみると RC打ち放しへの直接吹き付けか。

築年数も極端に浅いトコ見ると「コンクリートの養生期間」無しでの仕上げとか
仕上げ前の「シーラー等の防水作業」を抜いた事が考えられる。

単に憶測に過ぎませんが ,,orz

いずれにしても原因は 破格の入札金額による帳尻合わせか
それとも無茶苦茶な工期からの工程調整あたりに落ち着きそう。

公共工事なんかは特に まずは安い金額ありきの入札工事と言う
システムそのものを見直すべき時期かと。

もちろん 施工者のモラルの話と言えば それでお終いなんだけど
会社からは数字求められるだろうし そのあたりシガラミの結果か
もしくは単純な流れ作業的感覚からの管理怠慢か。

まずは こんな業界の体質改善が求められるけど
これに訳わからん団体が絡むと 更にややこしぃ事になる訳にゃ。 ふみゅ。


スポンサーリンク
同じカテゴリー(事件は現場で起こって)の記事画像
家を運べ!
乱尺フローリングを貼ろう
木造7階建て耐震実験
構造計算でイケ
部屋とハーレーと私
しまじろぅ
同じカテゴリー(事件は現場で起こって)の記事
 家を運べ! (2009-08-13 11:10)
 乱尺フローリングを貼ろう (2009-07-29 11:32)
 木造7階建て耐震実験 (2009-07-26 10:48)
 構造計算でイケ (2009-07-11 20:05)
 部屋とハーレーと私 (2009-07-05 11:13)
 しまじろぅ (2009-07-02 11:50)

Posted by   Eye's   at 11:33│Comments(4)事件は現場で起こって
この記事へのコメント
安かろう、、悪かろうの典型ですね、、、、

もしくは未知の工法挑戦の結果か、、、

こうした事故は住宅でもありますが、多くは無理な価格競争の顚末というのがパタ~ン。。。。

職人も人間ですから、、、、モラルだけでは、、、、ねぇ。。。

でも、良かれと思ったことが裏目に出たり、、、なんてことも。。。。

同じ失敗でも、それが手抜きなのか裏目なのか、、

その後の対処次第なんでしょうが、建築って大変な商売ですね。。。。
Posted by 木流 at 2009年08月20日 19:47
>職人も人間ですから

ソコでしょうね。
とりあえず憶測の粋は出ませんが 根拠無いミラクルな数字は
普通に考えて不可能ですもん。家族1日/100円で暮らせとか(笑

その辺もちろん切磋琢磨し「惰性に甘んじる訳にはイキません」が
やはり根拠とマネジメント・人間関係の「和」とでも言いましょうか。

公共工事は特に お客様の顔が見えないから個人のモラルってか
資質が問われるとは思いますけど その辺がアバウトに成りがちかなって。

こんな不具合は住宅屋にとっては致命的と言えますが
ベース無く ただ流行に追われるスタイルだとDangerですね^^
さておき日々これ精進にございます。
Posted by Eye's at 2009年08月20日 20:22
こんにちは。

実績とかクレーム対応、その辺がスコアリングされるシステムとか無いんですか?金額だけだとこうなるのは目に見えてますよね。
役人さんもその辺頭働かせるべきなんじゃないかと。
役人の言う「コスト削減」のしわ寄せを全部施工業者に回しているのは気のせいでしょうか?
Posted by o-chan at 2009年08月24日 14:21
はぃ ISOとか経審とかがその役目なのでしょうけど
そこから現場精度を読み取る事は至難の業かと思われます。
小さな施工業者や職人には厳しい御時世に違い無さそうです・・。
Posted by Eye's at 2009年08月24日 20:05
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。