2007年11月19日

IPCC第4次報告書

先日 IPCC(気候変動に関する政府間パネル)が
今世紀末には最悪のシナリオとして 地球の平均気温が6・4度上昇~
対策をとってもサンゴの白化や森林火災の増加などの影響は
避けられない
との第4次報告書をまとめた。

そのうえで 温暖化を最小限にとどめるためには
世界のCO2排出量を2050年には半減させる必要があり
この20~30年の取り組みが極めて重要との認識を示した。

また特筆すべきは 報告書として温暖化の原因は人の活動によるとして
改めて一部の国や科学者らが主張する「温暖化懐疑論」を明確に否定した。

うぁ・・ついに断言しちゃった(汗

細かな詳細は後日にでもと 今回は割愛するが
政府間パネルとしての性質上 どちらかと言えば保守的な報告にならざるを得ない。

にも関わらず 今回IPCCとして
ここまで突っ込んだ報告書が出た事に大きなショック。
温暖化は絵空事では無い事が証明された形。

これまでの不確実としての意味合いが薄れ
確実性の高い変動として 今の豊かな生活の終演を示唆している。

少し考えてみましょう。

自分はもちろん自分の子供や そのまた子供達が
数十年後に実感するだろう厳しい世界。

第三諸国だけの話ではありません。
現在日本の食糧自給率は4割を切っています

世界が飢餓に苦しむ時 他国に食料を輸出できますか。

食べ物や清潔な水が不足し 熱波や伝染病・大雪や農業不作に苦しみ
水害や台風・局地的なカミナリに曝される世界。

何の罪も無いまだ見ぬ命が 私達の浪費した地球資源に翻弄されるのです。

今の生活は いとも簡単に崩壊すると言う未来。

報告書翻訳版はこちらでダウンロードできます(Web内PDFファイル)

一度お読み頂き ご自身の意見を考えて頂く事お勧めいたします。

本当にあった戦後の日本での悲劇 今も繰り返される第三諸国の日常。
それが私達の子供達の現実になる日は近いと言えそうです。

私達に出来る事 やらなくてはいけない事。
子供達の為にも。

あと少しで来年。京都議定書の第一約束期間が始まる。

報告書原文は http://www.ipcc.ch/ ←こちらから入手できます。

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Posted by   Eye's   at 09:40│Comments(0)環境
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