2007年09月30日

東京湾とヘドロと再生

きれいになったと言われる東京湾。
実は酸欠状態が深刻になっているらしい。

お台場周辺なんかの調査によると 黒いヘドロで覆われた海底には
窒息死したカニや貝の死骸が積もっているとか。

河川に含まれる有機物物や栄養分が一因とされ
環境省は規制を強めているが 改善はみられない。

はい。当たり前。

動かない水は掻き混ぜないと死にます。

いえ・・最初から水は生きてませんが(爆

そして 富養化した海は赤潮青潮を呼び
生き物は生きていけなくなります。

大阪湾の青潮なんかは 関西空港作る際に近隣の海底を掘り起こした為
凸凹になった海底の水が動かなくなった
のが原因。

まったく なんでそんな開発したんだか・・。

そぅ言えば 兵庫県が海底耕耘機の導入を決めた。
【兵庫県発表】

海底に負荷を掛けない様考慮し 巨大な耕耘機で
海底表土を掘り返しながら酸素を供給すると言う手法


この海底耕運機を開発したのは 北九州市のメーカー『キューヤマ』
北九州市って何かにつけて 環境先進国みたい。

これまだ実験段階だけど きっと使えると思う。


そんな大掛かりなモノの他にも 池とかダムの水を掻き混ぜる装置もある。
http://www.osaka-tuuwai.co.jp/biofan.htm
東京湾とヘドロと再生

これなんかは動力は太陽光で池の上を浮遊しながら 水流を作って
水底を掻き混ぜるタイプで とっても素敵なアイデアだって思ってたりします。

そして既に効果を挙げているとの事。

太陽光も そんな感じで電源の無い所では有効だと思うけど。

って 訳で もっかい言っときましょ。

流れない水は 掻き混ぜないと死にます。
だから最初から生きてませんてば(爆
周辺小動物も生きられなくなります。

海洋深層水なんて単なる下剤だよ(笑

兵庫県で良い結果が出たら東京都でも やってみる価値はあると思うなぁ。

こう言う再生技術なんかは 今後環境技術で世界を引っ張るべく
日本を救う技術に成りうるんぢゃ無いかなって。

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Posted by   Eye's   at 10:23│Comments(4)環境
この記事へのコメント
こんにちは。
この前朝の番組でやってたんですが、東京の下水道は降雨時に雨水と下水が混合され、下水管本管のキャパを超えた汚水は河川に垂れ流す仕組みなんだとか。
これじゃ、汚れるのも納得かなと。
各家庭の意識改革と下水管の改良という上流の改良も必要なんでしょうね。
Posted by ぶーさん at 2007年09月30日 13:27
ぴんぽーん(笑 なんて一極集中の東京は既にキャパオーバーですね。

大水に関しては 地下にバカでかい貯水庫作って そこに逃がす様
してありますが 実際 地表からの『透水』が少なすぎると思うのです。

キャパと言えば東京に限らず 今後世界人口の増大が予測され
今でも 2人乗りのゴムボートに6人乗ってる位なのに
それが 10人乗らなければならなくなる位です(汗

当然沈みますね・・。
食料にしかり 環境負荷にしかりです。

で 下水に限らず自然への負荷を減らす為には 減らすとか
浄化するとかの前に まず生態系を作る事を目的としないと
イケナイと思うのです。

一度ヒトの手が入ると 簡単に再生は不可能って良い見本ですね。
もちろん 量の問題も大きいですが。

浄化して川や海に流すから良いや では無く
流した後 いかに生態系を作れるかって事です。
ゴミを流すなんてのは もっての他です。

社会的ランドスケープには 最終そこまで責任を持てる様するのが
本来の計画だと思うのですが。

今日のエントリは その辺 生態系の再生に一役買うのでわって。はい。
Posted by Eye's at 2007年09月30日 15:01
まったく同感。
酸素がちゃんといきわたるようにすれば良いとおもいます。ただこの方法はあくまで生命維持装置。本来的には、海砂をとった海底をもとに戻すとか、下水の有機系リンをちゃんと処理してから川にながすとか、いろいろとやるべきことはあるのでしょうね。干潟の再生するとか。(ちゃんと浄化能力のある干潟を再生する)
つまりあくまでつなぎの技術で生物をまもり、その間に抜本策を実施する。そして豊かな漁獲資源の東京湾を再生する。

食糧自給が落ちているいまだからこそ、東京湾の再生は大切。ピークの10分の1の漁獲をなんとか環境を改善し、漁獲資源保護をおこないもとに戻すだけでも自給率UPの貢献度は大とおもいますがねえ。。。。。
そもそも前浜でとれるなら、東京のひとも新鮮な魚介類を食べられる。
これにつきるのでは。
Posted by 東京湾が好き at 2008年06月15日 14:45
そこに尽きそうですね。
富養化した海は 百害あって一利無しかと。

生命維持装置との事ですが 個人的には
微生物の働きによって かなりの再生が見込める様な気がします。

毎年どこかで 石油タンカーが沈没し 海に原油が流出していますが
あれを 最終的に分解してくれているのも 結局は微生物です。

でも 根本的に汚染の根源を絶たなければ 微生物に頼るばかりでは
能がありませんし 無責任としか言えませんから やはり抜本策は必要ですよね。

干潟の再生は大賛成です。
ヒトがヒトらしく暮らして行けるための犠牲を ないがしろにしては
ダメですよね。神ぢゃ無いんですから 勘違いしてはイケマセン はい。

全ては繋がっていますから どこまで責任を持った
持続可能性を見込めるかだと思っています。
Posted by Eye's at 2008年06月15日 17:49
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