2009年05月16日

間伐材コピー紙の限界

印刷用紙に採用が進む間伐材ではあるが
コピー用紙への配合は 1割が限界だと言う。

個人的には 間伐材からの製紙を支持していたが
『日経エコロジー』4月号にショッキング?な記事。
http://eco.nikkeibp.co.jp/article/report/20090507/101361/

なるほど 針葉樹間伐材からの製紙は難しいらしい。

要因としては

■ 針葉樹には水分を吸収して縮みやすい性質がある。

■ 針葉樹を混ぜるとコピー機の印字に使うトナーを定着させる熱で
  紙が丸まってしまう。

■ 針葉樹は広葉樹に比べ繊維が太く長い為 製紙に適さない。
  (細かく分断しても性質は変わらない)

~と言う点が挙げられるとの事。

無理・無駄が多いなら コピー紙精製に拘らずとも
これまで通り クラフト紙やダンボールに回せば良いとは思うけど

「東海パルプ」は2002年から 針葉樹の間伐材を10%以上配合した封筒や
名刺用紙・ファイルの表紙用紙など生産を行っているとの事。

間伐材コピー紙の限界

画像は 間伐材を使った製品として全国森林組合連合会が認定したマーク

すばらしい。これぞ日本の技術と言ったトコロか。

もちろんコスト等も絡め 無駄な事を推奨する必要は無いとは思うけど
この辺り技術を確立していただく事も 日本の山を守る事に繋がりそう


「適材適所」は必ず存在し 無駄を助長する必要は無いと思うけど
もし可能性が見えるなら そこを掘り下げる事も新しいチャンスかなと。

期待しております。

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Posted by   Eye's   at 10:20│Comments(0)環境
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