2008年07月12日

消費税ってデカイよね

消費税 にわかに増税の話も本格化してきましたが
現行の5%でも 確かに小さな数字ではありませんね。

例えば 家を建てましょうって時

2000万円の住宅で100万円。
3000万円の住宅で150万円。

100万円予算が増えたら 結構な事が出来ます。

と言いつつ 住宅に消費税?住宅は消耗品?

不動産取得税や固定資産税も払わなければイケナイのに。

ちなみに 土地には消費税は掛かりません。

不動産だから。

家を建てると 印紙税に始まり 都市計画税に不動産取得税
そして 固定資産税が もれなく付いてきます。

不動産ってのは 動産ぢゃ無いから不動産な訳で

だから固定して毎年資産税を払う義務が発生するのです。

ふむ その時点で消費財では無いと認めてる訳でございます。

それでも 消費税は払わなければイケマセン。

国家的陰謀による二重加算って事で良いですか?

なんて まぁ んなコト言ってても何も進まない訳で(汗


さて この消費税 結構大きな額ですが
実はそれ位 簡単に回収出来たりするんですよ。

例えば 3000万円の住宅が100年持ったとして
150万円÷100年=年間1.5万円 月に均して 一月/1250円。

50年存在したとしても 同様に年間/3万円  一月/2500円。

最悪 現在の日本の平均住宅寿命である築23年で建て替えとしても
年間6.5万円 月に均して5434円。

ほほー たった23年の寿命しか無くても 月に5千円なら 断熱性能を
新省エネ基準から 次世代断熱基準に上げるだけで回収出来ます(笑
※そんな寿命では 総体的に見て環境悪以外の何者でもありませんが。

もちろん その分余計にコストは発生しますが 断熱力を上げるだけの
資源やコストは暖房ランニングコストだけで 簡単にチャラに出来そうです。

そこに 当社で行ってる次世代基準の約2倍の性能を持たせると・・

なるほど 地球資源的に見てもコスト的に見ても 笑いが止まりません。

もちろん日射角や方角を吟味する事で 夏も冷房負荷は小さくなります。

正しい施工があって然りの話ですが。はい。

エコ機器だの 高性能なんとかとか自然がどーとか・・etc
なんて流行も良いですが まずはしっかりとした理念と躯体が存在しなければ
それは穴の空いたバケツで いわゆる 【 もったいない 】 事かと。

それでも その辺が一番曖昧になっているのが 建築業界

と言いつつ 単純に建物価格を築年数で割っても 意味のない数字ですが(笑

ちゃんと根拠に基づいて予算配分すれば 限られた予算も
有効に次世代に残してあげられる事になります。

今後 縮小していく経済環境の中 一番大切な事は何かと言う事で
そこに 似非な思想や妄想も必要ありません。

そんなチョイスが お財布に優しいだけで無く 環境負荷も減らす事が出来れば
それは 有意義なパラダイムシフトと呼べるのかもしれませんね。

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Posted by   Eye's   at 09:54│Comments(0)家を建てる前に
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