ホッキョクグマの受難
USGS(アメリカ地質調査所)がショッキングなデータを発表。
現在 北極海の溶氷の影響にて生存が脅かされている
ホッキョクグマについて
2050年までに生息数が3分の1に減少するとの事。
北極海の氷は ホッキョクグマの餌場で子育てにも欠かせない。
USGSは 地球温暖化で氷が解け 今世紀半ばの夏季には
ホッキョクグマの生息適地が42%減ると推定。
今世紀末まで生き延びられるのはカナダと
グリーンランドの一部地域だけだとしている。
さて ヒトは助けることが出来るか。
そうなると 温暖化ガスの抑制を行い気温上昇を止めよう!
と言う話になるが実は今のままなら
ほぼ不可能 (-_-;)
いえ 努力をしなくても良いと言う話ではありません。
情けない話だけど現実問題 京都議定書での日本のCO2削減目標が
6%なのに対し 減るどころか逆に増えているのが現状。
もし
もし今現在CO2の排出をゼロに出来たとしよう。
それでも 北極の溶氷を止めるのは困難。てか無理。
何故なら温暖効果ガスとしてのCO2は とってもやっかい。
現在 確実にCO2濃度は上がっていますが
実は CO2の
大気中寿命は 5~200年とされ(IPCC資料)
平均して100年前後と考えられているから。
今すぐ CO2排出をゼロにしても100年は消滅しないって事。
実際 世界が動くのが遅すぎたのだ。
と言うか まだ動き方すら鈍すぎる。
天の邪鬼な言い方をすると 既に地球温暖化を止める列車は
発車してしまった後なのだ。そう 乗り遅れてしまった訳。
そんな悲観論ばかりでは前に進まないので・・
では どうするか?だが
いつものごとく私感で申し訳無いすが(汗
個々には様々なテクニックがあるけど 全体として
温暖化ガス抑制としての活動は これまで以上に綿密に確実に行い
それと同時に
CO2の固定を考えるべきかと。
今の固定化技術では心許ないが
植林だってある程度効果は あると思われる。
そうやって
少しづつでも固定量(大気中に飛散させない様して)を増やし
その間 適切な処理方法を開発していけば良いと思うのだ。
抑制だけでは やはり無理が大きすぎる。
てか 不可能とも思える。
なんでもかんでもリサイクルに回そぅ的な 無理矢理な思考に税金使うより
固定化開発に税金を回した方が良いのでは。
(深海埋設には まだ研究が足らないと思われるが)
そして私達は
今自分たちがやらなければイケナイ事をしっかり認識し
しっかり遂行する事。それが現在一番重要な事だと思う。
温暖化問題は 今ホットな話題だからマスコミは
ある程度視聴者(購読者)が見込める。
そして大変だ!と騒ぎ立てる。もちろんソコに打開策は無い。
悪戯に不安を煽っているだけの報道も多い。
その民意に対し 政府や国際社会がそれに対応しようとする。
研究者は『温暖化している』『危険だ』と言わないと予算が来ない。
こんな過程で
地球温暖化が既成事実として一人歩きを始める。
そんな悪循環は もういらない。
また怖いのが 温暖化が不確実であるのは確か。
だから対策をとる必要は無いと言う逆説論を唱える人が出る事。
温暖化対策によって不利益を受けると思われる企業と
その利益代弁者である通産省などが その発端となる事が多い。
それでも 国民は悲観する事 また諦める事は無い。
今 自分たちがやらなければイケナイ事を正しく認識たいモノである。
CO2とは その大気残存年数の長さから温暖化に及ぼす影響が
大きな温室効果ガスです。
人間活動に伴う化石燃料の消費と セメント生産および森林破壊などの
土地利用の変化が 大気中の二酸化炭素濃度を増加させています。
人間活動にともなう排出のうち 4分の3は化石燃料の消費によるものです。
私達に
出来る事また
やらなければいけない事は きっとまだあるハズだ。