ガン患者急増 中国
今 中国のガン発生率が大きく増加しているらしい。
公害問題や食品に含有された有害化学物資などの影響では無いかとされる。
中国保健省の統計によると ガンは少なくとも2002年以降
中国での死亡原因第1位だったが 最近はガンによる死亡率が
驚くほどの増加率を示しているという。
中国国内30の都市と78の県で実施された調査によると
ガンによる死亡率は都市では19% 農村では23%へと上昇している。
農村部での増加については 収入格差による医療の問題もあるだろうが
豚や家禽類・野菜などを簡単に収穫するために大量の添加物を使ったり
多量の肥料や殺虫剤の散布による弊害も考えられる。
また 大気中の有害な微粒子が肺に入ると二度と排出されることがないので
この所の大気汚染は肺ガン発生の主な原因になる。
その上 家の修理に莫大な量の有害合成化学物質が使用されていて
家庭内での空気汚染も深刻な状況らしい。
一番の問題は それが
危険な事だと知らない事なのでは無いだろうか。
ひと括りに 公害=ガン急増と結びつける事は危険だが
やはり 何らかの関係はありそうだ。
ここの所 野菜の農薬に始まり 練り歯磨きに有毒物質が混入していたり
中国製の鍋から大量の鉛が検出される等 中国製品の健康配慮が
確実に疑問視されている。
中国製品は低価格を武器に世界中で広まっている。
しかし未だ
中国製品の安全基準は国際的な標準には満たないまま。
もちろん 似たような製品なら価格は安い方が良いですが
『何かを犠牲にした』安さであれば問題です。
モノを選ぶ際 極端に安いモノには 何かしらリスクがあると
少しだけ考える事が 必要なのかもしれません。
需要と供給があって 経済は成り立ちます。
もし その需要が生産者を苦しめているとしたら・・
それは
買い手側の大きな責任と言えるのかもしれません。