社会資本整備審議会アスベスト対策部会にて
国土交通省の調査として アスベスト(石綿)が使われている可能性がある
民間建築物は全国に約280万棟と推計されると発表。
アスベストを巡っては 国交省が1950年代から80年代にかけて建築された
床面積1000㎡以上の大規模な民間物件約27万棟を対象に調査していたが
総務省は2007年 中小規模の建物も調査対象にするよう勧告。
その後 調査結果が公表されたのは初めて。
今後は 自治体が「アスベスト台帳」を整備するなどの実態調査案も示され
同部会で検討を進める。【毎日】
280万棟。
たったそれだけだろうか。
実際 うちの例で言えば
10年程度以前の建物部材からも検出されているし
つぃ先日解体した現場でも確認された。【09年4月の一言】
ちなみに個人的には これまで使った窯業系サイディングは
MSDSも浸透していない時代 90年度頃からメーカーに打診しノンアスベストの
モノを使っているので 私関わったそれ以降の建物は安全と言えるが
特に大手HMなどで良く使われていた窯業系サイディングでは
アスベストが撤廃されたのは 04年と言うメーカーも。
住宅着工棟数としては 1987年の173万棟をピークとして
年々減ってきているが依然として100万棟/年を上回っている。
そんな中 50年代から80年代の建物を重点的に調査。
日本の住宅寿命は 23年とも言われる中での話である。
もちろん吹き付けアスベストは 1975年に使用が禁止されたので
その頃を重点的にと言うのは解るんだけど 全撤廃の04年まで
しっかり市場には流通していた訳で。
今年 知り合いの方が自動車整備による「アスベスト被曝」を認定され
入院・手術をしたけど それ被曝したとされるのは なんと
30年以上前に
数ヶ月その仕事に従事しただけだったと言う。
これこれ 飽きもせず政権争いしてる場合ぢゃ無いすよ。
アスベスト由来の「中皮腫」や「ガン」は 後々の診断も容易で確実。
本気で財源考えないと 保障だけで国潰れる事になりますてば(汗