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2008年07月03日

ベルサイユ宮殿とトイレ

18世紀末のフランス革命で破壊された ベルサイユ宮殿の
門が復元されたとの事 【時事通信】



ふぅ そこだけ金色がイタイ(笑

カラーバランスの是非は置いといても
歴史的バロック様式として見れば 非常に美しいデザイン。

全体で幅80メートルあると言う。

実際いくらかかったんだろ 凄いね。

ところで ベルサイユ宮殿には トイレが無いって話。
あれ本当なんだけど 厳密には王室にだけはあったらしい。

ベルサイユ宮殿は ルイ14世がルーブル宮殿から
引っ越す為に建てた宮殿。

その後 ルイ15世は寝室の隣に便器を備えた部屋を持っていたし
ルイ16世は水洗式のトイレを使用していたとの事 byWikipedia

それでも まともな便器は 王室のみで
あとは 壁掛け式の便器があっただけ(笑

そんな所で 夜な夜な貴族の舞踏会が行われていた訳で。

では 排泄物はどこに?

舞踏会への出席者や 宮殿の賄い人達は 携帯便器を持ち
それで用を足し美しく手入れされた バラ園にばらまいた。

うーん バラ園も さぞ綺麗だった事でしょう・・。

今でも バラ園や庭園が 一望出来ないのは
その行為を隠すためでもあったのだ。

そんな行為は 宮殿には庭園があるから
まだマシ?としても 街中では窓から捨てられる事になる。

所かまわず排泄物が窓から降ってくると言う訳。

だから 降ってくる汚物から身を守る為のマントや
足を汚さない為の ハイヒールが発達したと言う必然。

もちろん 着飾った貴婦人も携帯便器を持っていたとは言え
それを人に気づかれない為に あのパラシュートみたいな
スカートを履き 香水もニオイ隠しとして世に広まったのだ。

花のパリ・・あはは。

なんて言いつつ 日本も昔は「アイドルは トイレ行かない」
なんて まことしやかに思われていた訳で^^

それが もっと凄かったって感じでしょうか。

文化は必然で進化しているって事ですね。

てか しっかりとトイレ作れば それで良かったとは思うんだけど(笑


関係ないけど日本でも 大政奉還による江戸時代の終焉を決定的にした
最後の籠城は 溢れかえる汚物の処理が出来ずやむなく・・なんて文献もある。

見たくないモノには蓋って言う短絡思考は いつの時代も無理が大きいって事ね。  

Posted by   Eye's   at 09:27Comments(4)なんとなくな雑感